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先日、S大学付属特別支援学校で、生徒をベランダに出し、鍵をかけるといった不適切な指導が発覚しました。担任や学校は「カームダウン」のためと説明しているようですが、そもそも「カームダウン」の意味をはき違えている気がします。今回、カラフル西東京でも「カームダウン」の部屋を準備していますので、少し説明しておきたいと思います。「カームダウン」は「落ちつく、沈静化する」場所であり、パニックが起きてから閉じ込める場所ではありません。あくまでも、イライラしそうなときに予防的に(できるだけ自発的に)利用する場所です。ですから、施錠する理由はないのです。パニックを起こした後に閉じ込めるなら、おそらくそこはペナルティボックスとなり、利用者にとっては嫌な場所になるかもしれません。イライラしそうなときに予防的に使えて、落ち着いてから出てくるスタイルがカームダウンエリア(部屋)なのです。
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